「サクリファイス 」(2019年/日本/76分)
監督:壷井濯
出演:青木柚、五味未知子、半田美樹、藤田晃輔、櫻井保幸、矢﨑初音、下村花、三坂知絵子、草野康太、三浦貴大、ほか
幼いころ母親とともに新興宗教団体に所属し、東日本大震災を予知した翠(五味未知子)は現在大学生になっていた。彼女の大学の周囲では、同じ大学に通う女子大生の殺人事件や頻繁に起こる猫殺しなど、不穏な事件が連続して起きていた。同じ大学の塔子(矢﨑初音)は同級生の沖田(青木柚)が猫殺しの犯人ではないかと疑うが…(公式HPより)
コンペ作品2本目は、2017年度立教大学映像身体学科研究会スカラシップ作品に選出された作品。
観るつもりの作品は、あまり事前情報を入れずに観るのですが、1本前に観た「旅愁」も立教大学大学院映像身体学専攻の卒業修了作品。奇しくも、続けて立教大作品になりました。
昨年同じ映画祭で観た、中川奈月監督作品「彼女はひとり」も立教大学大学院映像身体学研究科の修了制作として作られた作品でSKIPシティアワードを受賞と、クオリティの高い作品を作っていて、1本目の「旅愁」も良かっただけに、今作の期待も高かったです。
新興宗教団体、予知能力、連続猫殺し…下手するとチープになりがちな題材だけど、直接的な映像はあまり使わず、人の内面的描写によって、観る側に不安をジワジワ持たせる感じになってて面白かったです。って、面白い話では無いんですがね。
若い役者さん達の演技も良かったですし、要所要所にベテランの役者さんが出てたのも良かったです。
壷井濯監督は、在学中から篠崎誠監督や黒沢清監督の作品にスタッフとして参加した経験が随所に感じられ、良い意味でヤ~な作品になってました!
世紀末映画、ディストピア映画として見応えある作品!上映機会があれば、また観たい作品でした!
ではでは。
観賞日:2019.07.14
舞台挨拶で登壇した監督と出演者の皆さん!
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