【感想】「旅愁 」(SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019)

映画祭2日目からは各コンペティション部門の上映がスタートし、1本目に観たのが、日中合作作品「旅愁」でした。

「旅愁」2019年/日本、中国/90分
監督:呉沁遥
出演:朱賀、王一博、呉味子、ほか

東京で中国人旅行者向けの民泊を営む李風(朱賀)は、近所で絵の個展を開いていた画家の王洋(王一博)と出会って親しくなり、民泊の仕事を手伝ってもらうことを条件に同居生活を始める。そんなある日、王洋の元カノ・ジェニー(呉味子)が中国から泊まりに来ることに…(公式HPより)

ポスターやあらすじからLGBTを扱った作品だとは思っていたが、単なる恋愛ものではなく、異国で暮らす青年達が、自分と似た感じの友と出逢い、お互いを理解し、肩を寄せ合いながら、自分の中の欠けた部分を補完し合う。その姿は、もっと根本的な繋がりに思えて、応援したくなりました。

そこへ元カノが現れた事で、揺れる3人。もー、誰が…じゃなく、3人共幸せになってくれ~!っ想いで観てました。

とにかく切なくなる作品でしたが、単に切ないだけではなく、この3人が会った事により、会う前より1つも2つも大きくなる姿に、目頭が自然と熱くなるのでした。

演技がナチュラルで、まるで近所に居る感じで感情移入しやすい…と思ったら、なんと主役他3人は演技未経験!中国語だったので、実際の演技力は不明でしたが、全然未経験には思えない感じでした。

ではでは。

観賞日:2019.07.14

監督の呉沁遥さん
監督&出演者の皆さん

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